世界で取引される外国為替の通貨

現在世界各国で発行され、流通し使用されている通貨は180種類以上あります。これらの通貨は、原則として自国の領土内でしか使うことができないので、他の国で使用する場合は、その国の通貨と交換する必要があります。

このため、国際間の貿易取引や資本取引の決済に際しては、原則として異種通貨の間で交換が行われることになります。この交換の際に使用される比率のことを、外国為替相場と呼んでいます。

つまり、外国為替相場とは、一国の通貨と外国通貨との交換比率のことである、ということができます。これを自国通貨を基準とした見方で見ると、外国通貨の交換価値ないしは対外価格である、と考えることができます。一般に、人々が通貨の価値を認めている最大の理由は、その通貨が商品やサービスに対して一定の購買力をもっているからということになります。

また、人々が外国通貨を求めるのは、その通貨がその国において商品やサービスに対し一定の購買力を持っていると考えるからです。外国通貨の代わりに自国通貨を提供するということは、すなわち自国内における商品やサービスに対する購買力を外国に提供することを意味します。

外国為替相場は異種通貨間の交換比率ですから、各種の通貨がそれぞれの国においてもつ購買力の実勢を相互に反映した比率であるということができます。